【朝の会】ダラダラを卒業!子供も大人も習慣で動く!

仕事

朝の会をネットで調べても、指導法がたくさんありすぎて迷ってしまいますよね?

私もたくさんのネタを本やブログを見てきましたが、内容は様々です。

個性的な子供たちを前に、同じことを繰り返していてもなかなか効果がありませんが、共通してできることが1つだけあります。

それは、「メリハリを出すこと」です。

メリハリのない活動は子どもだれてしまい、気持ちの良いスタートができません。

そこで今回は、「シンプルな朝の会」について詳しくまとめていきます。

はじめに

どの学校、どのクラスでも朝の会を実施しているところがほとんどだと思います。

そして、学級崩壊や崩壊寸前のクラスほど、長々とだらだら実施している印象があります。

学級崩壊を経験して、担任が凝りに凝った内容を実施するよりも、わかりやすくシンプルに短くする朝の会の方が子供も大人もすっきりスタートできるので良いと感じています。

私が守っていることは1つだけで、決められた時間にスタートし、テンポよく終わるということです。

だいたい5分ぐらいで終わるようにしています。

司会も日替わりでされるクラスがほとんどだと思います。

しかし、私は同じ人が司会を1か月以上することがほとんどです。

テンポよく仕切るためには、毎日積み重ねることで上達すると考えるからです。

台本もばっちり用意してます。慣れてくれば児童も自分の言葉で話せますので、まずは型を徹底的に仕込みます。

めあて宣言(動)

司会の声に合わせて以下のような感じで声を出していきます。

コロナ対応などで大声は出せないなりに、向きをそろえて声を出すことだけテンポよく実施していきます。

司会:「今から、朝の会を始めます。」他:「はい!」

司会:「おはようございます。」   他:「おはようございます!」

司会:「学級目標いきます。」    他:「はい!」

司会:「自分から行動できるクラス!」他:「自分から行動できるクラス!」 など

司会:「今週の目当ていきます!」  他:「はい!」

司会:「手洗いをしっかりしよう!」 他:「手洗いをしっかりしよう!」

司会:「○○言葉いきます!」    他:「はい!」

司会:「やったらできる!」     他:「できる!できる!できる!」

司会:「やってやるぞ!」      他:「やるぞ!やるぞ!やるぞ!」

司会:今日も一日!         他:がんばるぞ!

司会:○○な自分たちに拍手~!   他:拍手 ※手が痛いレベルで

どこかの居酒屋やベンチャー企業をほうふつとさせる朝礼のような形で勢いのみを重視していきます。

全体が声を出していますので、声が出せない児童も慣れてくると声が大きくなっていきます。

あいさつタイム(動)&リズムゲーム(動)

声出しが終わった後は、ちょっとしたゲームを30秒ほどします。

・あいさつタイム:自分以外の人の目を見て挨拶を3人以上とします。「最近話していない人を中心に~」「何人とできるか計測します」など声掛けするとマンネリ化を防げます。

・ゲーム:日直の人がテーマを考えてリズムゲームをします。「好きなお寿司のネタ」、「行ってみたい国」などで古今東西ゲームをすることが多いです。リズムが悪かったらみんなでスクワットなど体を動かして脳に血をおくることもしています。

せいとんタイム(静)

動の活動は終了して、静かな時間を意識的に作ります。

最近は整頓タイムと称して、鉛筆がそろっているか、荷物があるかなどを担任や当番がチェックしています。以下のような流れです。

「筆箱をだします。」

「①鉛筆は5本、ピンピンでありますか。ない人は立ちなさい。」

「②消しゴム、赤鉛筆はありますか。ない人は立ちなさい。」

「③名前ペン、定規はありますか。ない人は立ちなさい。」

「④今言ったもの以外のものが、筆箱に入っている人は立ちなさい。」

「全部クリアした人に拍手!立ってしまった人は明日までになおしましょう。」

毎日、チェックをすることで不要物を絶対に許さない雰囲気が保たれ学習規律が乱れません。

少しの乱れから学級崩壊へとつながりますのでちょっとした気の引き締めを朝に行っています。

今日の予定・手紙(静)

気を引き締めた後は、連絡帳や手紙を渡しながら今日の予定も告知しておきます。

手紙など、帰る前にされる先生もいる様ですが朝、決まった時間に行うことで渡し忘れも防げます。

手紙をわたすというシンプルな行動ですが、大人も子供も焦りのない朝に習慣的に流れを固定することでミスも減って保護者の方への信頼獲得にもつながると考えています。

読書タイム&宿題タイム(静)

連絡が終われば、1時間目がスタートするまでは読書タイムを実施します。心落ち着くBGMを流しながら読書をします。会話はなしで、静かな雰囲気が学習規律を整えます。そして、この時に宿題をよく忘れる子供にチャンスを与えます。15分ほど読書タイムを実施していますのでその間に、最低限の宿題フォローをすることで毎日、全員が宿題もこなせるようにしています。

個人的には宿題をなくしたいのですが、学校の方針もあるのでこのような形をとっています。ちなみに朝の読書タイム中に宿題チェックを全て終わらせるように自分で仕組化してから、業務に追われることが本当に減りました。

毎日17時に帰れるようになったのも朝の会をシンプルにした成果かかもしれません。

まとめ

基本的な流れはこれまで説明させていたことをします。

守るべきことは1つだけで、短くテンポよくすることだけです。

だらだらと長いスピーチをさせたりしていては教室の空気はよどんでいきます。

気持ちの良い朝をスタートするためにもテンポよく、短い朝の会を実施していきたいものです。

今日も一日、充実した日になりますように。

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