【レポート全文公表】星槎大学 教員免許必修:教職についての省察

成長

星槎大学にて免許更新を計画している30代教師です。4月にレポートを提出したのですが、なかなか結果が返ってきませんでした。3か月経過しても結果が返ってこないので問い合わせたら、すぐに合格通知が来たのですが、こんなことは私だけなのかちょっと不安になりました。全国からレポートを受けっとているので漏れてしまったのか…どうなのか… 

とりあえず、合格をいただいたレポートを共有します。作成する時間もないよ…という忙しい先生方の助けになれば幸いです。少しでも、学校の先生の苦労が軽減すればと祈っています。

以下、合格レポートです。

  • 領域 / 講習名:必修/教職についての省察

子供たちの生活の変化を踏まえた、これからの学級づくりについて省察する。テキストにもある通り、地域とのつながりが薄くなり、ライフスタイルの多様化など子供たちを取り巻く環境は日々変化している。また、子供たちの現状についても「自制心・規範意識の希薄化」「不登校児童の増加」などの問題点がみられる。これらの諸問題と自分自身の教育実践を照らし合わせながら、今後の学級経営、集団形成について3つのポイントを論じていきたい。

学級経営、集団形成において、①居場所づくり、②学級の相互構造、③教師の立ち位置が重要である。3点に関して、現在、学級担任をしている子供たちの事例を踏まえながら省察する。

1つ目は、居場所づくりである。居場所づくりとは、学校が安心して学ぶことのできる場所であるということである。現在、担任をしている学級は昨年度、学級崩壊が起き、子供たちの半数以上が指導不服従という状況であった。子供たちが不安定な人間関係のもとで、大人たちに監視されるように毎日を過ごしていた状況である。昨年度は、教職員だけが「居場所づくり」を進めるべく努力をしたが最後までうまくいかなかった。子供たちの「心の居場所」を確保し、人とのつながりに支えられて自己実現できる場を作っていくことが大切だと考える。

2つ目は、学級の相互構造を3つの側面からとらえることである。「秩序空間」・「自治的空間」・「教育空間」としての側面が存在する。現在も3つの側面を重視して学級経営を行っている。教室を秩序的空間として、誰もが公平に関わりあうことを重視し「安心」を支えている。自治的空間とすることで、子供たちが主体的に、「相互理解」できる支えとなっている。最後に教室が教育空間として、「安心」と「相互理解」を通じてそれぞれがつながる「居場所づくり」となっている。

3つ目は、教師の立ち位置である。これまで述べてきたように互いに認め合い、尊重し合う、そのような空間として「居場所づくり」を行っている。授業においても、教師の指導と子供たちの自治的な活動、どちらを優先するかによって教師の立ち位置は異なってくる。子供たちの先頭に立ち指導を行うこともあれば、後ろから支えるような形をとることもあると考える。

上記の3点について注力することで、これからも安定した学級づくりを行っていく。そして、教師としての職務を果たしていきたい。

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