自己調整学習…って何ですか?

日常

子供たちに「自分で学ぶ」が大事だと、クラスでも学校でも話すことが多いです。今朝、九州大学大学院の伊藤崇達さんの記事を読んでいて改めて感じたことをまとめます。

タイトルにもある「自己調整学習」…難しそうな言葉ですが、「自ら学ぶ力」や「主体的な学び」のことを示しているようです。

「自分で調整して、学びを深めていきましょう。」という感じで理解しています。

そんな学習を目指す中で教師ができることは…

「自己調整する力を育てる上で必要なこと」

①メタ認知を上げる

②モチベーションの向上

③行動力の引き上げ

それぞれの要素について更に詳しく見ていきます。

①そもそも、「メタ認知」とは? 難しい言葉で読み飛ばしたくなりますが、簡単に言うと、自分のことを振り返って、自分の力で望ましい方向へ軌道修正していくような心の動きらしいです。(ぐぉぉ…と自分もこれもっとできていればいいのですが…なかなかできていない。)自ら学び続けるために、何かに躓いたときに、自分のことを見つめなおして、学びに向かう姿勢を自分から舵取りしていく力が大切になります。教師はそのヒントを与えられるといいと思います。

②は、自分から前向きに取り組んでいこうとする意欲のことです。賞罰で釣り上げる「外発的なモチベーション」ではありません。学習活動が楽しいから取り組もうとする「内発的なモチベーション」を教師の工夫で高めていきたいものです。

③は、①・②で取り上げてきた心の内面と異なり、外に働きかける行動です。今、私が行っていることもそうですが、学んだままで終わりではなく、外の世界にアウトプットしていく行動が大切です。自分を取り巻く環境に対して、主体的に行動を起こして、追及する力を育てる環境づくりが大事になってきます。(GIGA端末の環境整備や子供同士が交流できる場づくりなどが考えられます。)

これまでまとめてきたように、「自ら学ぶ力」の向上には3つの要素が必要だということを改めて感じました。この3つを念頭に入れて、教師が手をかけすぎずに見守ることも大切だと個人的には感じています。なんでも、上げ膳据え膳状態の教室では、子供たちは育っていきません。教師は場づくりを行い、1人1人が自立して、しみ込むような学習を自分で振り返られる子供たちに成長していってほしいと願いました。

日曜日の朝に、改めて、自分が求める学習形態を考察することができてよかったです。

今日も一日、充実した日になりますように。

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