【叱る指導・怒る指導】子供たちの行動に腹が立ったら…

仕事

教師になったばかりの10年前。毎日、なんであんなに怒っていたのだろう…

昨日、久しぶりに大きな声を出して指導してしまったので、反省の意味も込めて、叱ること・怒ることについてまとめます。

教師の叱り方・怒り方

1.叱るときは、短期集中

2.全体と個を切り分けて

子供たちの行動にイライラすることがある教師もいると思います。自分の理想が高い教師ほど、子供たちの行動はそれに伴わず、ついついイライラしてしまうものです。しかし、どれだけイライラしてしまっても、それをぶつけるだけでは、感情をぶつけて怒っているだけです。当然、子供にも何も残りませんし、関係が悪くなるだけですね。

担任をしている学級での指導は、関係ができているので些細なことでも全体を巻き込んで指導することが多いです。しかし、基本的には良い行動をしている子供たちが馬鹿を見ることがないようにだけ手立てを打っています。良い行動を学級便りで取り上げ、全体の場でほめるを毎日、繰り返していく。教師価値基準を子供たちに伝えることで、子供同士もその価値観をもつことで高め合っていけるというのが理想としています。

クラスでトラブルがあったときは、1.短期集中、2.全体と個を切り分けてに気を付けています。

説教なんてする方も、される方もしんどいです。正直、毎日毎日していたら精神お互いすり減りますので何度も同じ指導とならないように気をつけています。それこそ、学校来るだけで丸儲けというぐらいの感覚です。また、大人でも全体の前で叱られるのは絶対に嫌なものです。自尊感情もボロボロになりますので、何かトラブルがあったら個別に短く指導するようにします。子供たちの繊細な心だからこそ気を付けるようにしています。そんな感じで指導をしていたらクラスのことはだいたい落ち着くようになってきました。

しかし、これだけで終わらないことがあります。学校全体に関わるようなトラブルについてです。

生徒指導を担当していますので、学校全体の問題については同じようなぬるい指導をしていくわけにもいかないので、以下の流れで二度と問題がおきないように指導をしていきます。たかが小学生のこと、されど小学生のことです。大事に丁寧に指導をしていきたいものですね。

生徒指導担当としての指導法

1.指導の空気感をつくる(イチャモン&オーラ)

2.理由はきかない

生徒指導担当が話を聞きこむ事案は、「いじめ」や「盗難」など、犯罪についてのことがほとんどです。そのまま、警察が対応してくれれば私たちの業務も少し楽になるのですが、謎のやさしさ(教育的配慮)で学校の先生が聞き込みをすることが多いです。

そんな中、ニコニコと話を聞きこんでいても物事は進展しませんので、怒りモードで対応する必要があります。しかし、10年ほど教師をしてきましたが、最近はイライラすることは全くしないので、そんな私は指導に入る前には自らテンションを上げて指導に入るようにしています。

指導対象の児童が部屋に来たら、立ち振る舞いや服装などについて即指導をします。先手必勝でその場の雰囲気を掌握することが狙いです。「私は怒っているぞ」とオーラをつたえることも大切ですね。

そして、散々、私と出会う前に担任からも話を聞きこまれていますので、細かな物事の理由は聞かないようにしています。「ならぬものはならぬ」ということを伝えて再発防止に全力を注ぎます

再発防止には、様々な方法が考えられます。基本的には子供たちを追い込んでいく作業になります。

再発防止のために

1.子供の弱みをにぎる

2.子供を仲間に引き込む

弱みはは子供たちによって様々です。保護者の方であったり…クラスメイトであったり…弱みに対して同じ行動ができるかというと、「できません。」となることがほとんどですので、「次回はやってもらうよ。」という風に話し、約束することがほとんどです。

また、「やんちゃ」君と闘うことははっきり言って、何の得もありません。是非、自分サイドに取り組むことで再発防止をふせぐことが一番です。自分の弱みを共有したり、一緒に遊んだりして、「この先生なら信用できる」という状態にするのが一番ですね。

ここまで長々と書いてきて、改めて、自分の思い描いた通りに子供たちに行動させる難しさ、それ以上に無意味さを感じました。

子供らしさを大切にしつつ、教師自身が俯瞰的な立場で寄り添って指導していけるようにしていきたいと改めて思っています。

まずは、自分の学校から頑張ります。

皆様にとっても、今日が充実した日となりますようにm(_ _)m

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