授業の型をもっていると非常に毎日が楽です。どんな仕事にも、自分の型があれば習慣的に安心して授業を進めていけますね。「型なし」や「型破り」などの言葉が有名な歌舞伎の世界だけでなく、どんな仕事にも型があると思います。
そんな中でも、Google Earthを使った社会の授業の導入&型を紹介します。
1.地図クイズ with Google Earth(5分)
授業の最初には地図クイズを毎回5分ほどしています。ルールは非常に簡単です。
とても簡単で、ほとんど準備はいりません。
Google Earthを全面掲示で示せるようになってとってもクイズも出しやすくなりました。
例えば、「水産業」を教えているのであれば水揚げ量ランキングを授業の最初に出したり…最近のニュースをもとにクイズを出すだけです。
視覚支援もあり、3Dで見ることもできるのでいつも自分も楽しんでいます。
やる気のある子は授業の前に予想して調べてきたりもします。
ちなみに、クイズは毎回、3問に限定していまし。やりすぎると子供が飽きるのと、もう少しやりたいという状態終わるのが一番良いですね。
2.考える(8分)
さて、本時の中身に入っていきます。最初は考える時間を確保します。
本時の目当てに関連する疑問をみんなで考えたり、話し合ったりします。ノートに簡単に書いて発表することが多いです。
ここでは、自分で考えたことをノートに書いて、グループで相談して、最後に全員発表します。
全員が答えることのできる発問にこだわりたいところですが…
わたしは時短も意識して、基本的には、教科書の質問と同じ質問をすることが多いです。
最近の教科書本当に使いやすくて、たくさんのプロが本気出して作っているので、平凡教師がどんだけ考えるようにもやっぱり優れていると思います。
3.調べる(15分)
ここからは、最初に出てきた疑問を中心に個人やグループで調べてきます。教科書や資料集を中心に調べ学習の時間にしています。黒板も開放することがあります。自分で調べたり、グループで調べたりしています。
教師が前に立って、延々と説明なんてするoldタイプな授業は小学校では限界を迎えていますよね。
自分たちで授業を作っていく感じを演出するためにも疑問に対してクラスでまとめていくことが大切ですね。
この時間にたくさんの事実を調べていきます。
そして、その点に関連している「人の想い」につなげて話し合い活動に移行していきます。
4.話し合い(12分)
疑問に対する事実をもとに、その背景にある「人の想い」について話し合います。
ほとんどグループ活動で話し合う時間に使っていますが、どんなことを考えて人は動いているのかを子供たち自身が考える時間を大切にしています。
5.まとめ
2~4で活動してきたことを3段階でふりかえる活動をしています。子供たちのノートも、毎回提出して、3段階で評価することにしています。
例えばですが、こんな感じだとBです。
今日は、○○(めあて)の勉強をしました。
はじめは~~だと思っていたけれど、授業で△△なことを知りました。
○○はこんな気持ちで△△をしていたと思います。
ちなみにまとめ方も、上のようなB評価のサンプル例を電子黒板に写すようにしています。
ここに、勉強した中での疑問や、発見をまとめていくとAになるという形で評価しています。
雑な性格なので毎回、地図クイズのランキングを記録したり、ノートの評価を記録したりすることはあまりしていません。あくまで、教師が評価をしているふりをすることで子供たちのモチベーションや緊張感が保てればと考えています。
ここまで書いてきましたが、大事にしているのは、毎回同じパターンで授業をすることです。
型があれば、子供たちも次はこんな活動だろうと…とイメージして授業に参加できます。
そして、教師自身もしなくてよい苦労をしなくて済みます。
空いた時間を他の授業の準備や子供たちと遊ぶ時間に充てた方がクラスは安定していきますよね。
この後、今日の授業の流れを考えますが、やることは本当に教科書を見るだけです。予備知識を広げることも大事ですが、毎回、全科目すると体がもちません。ゆとりをもって授業準備ができる日々を過ごしたいものです。
皆様にとっても、今日が充実した日となりますようにm(_ _)m
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