祝日があった1週間です。年度末が近づいていますが、天皇誕生日に感謝です。
今週は体も軽く過ごすことができました。専科の先生方にも感謝感謝の毎日です。
さて、「日本の金融教育」が最近よくよく話題になっています。
金融教育が高校でもスタートしますが、教師の金融リテラシーはとてつもなく低いです。
職員室でもお金の話をしている人はほとんどいませんし、ちょっと話すと、いやしい目で見られてしまう雰囲気です。
大学を卒業して、そのまま教師になっている人がほとんどです。だから、お金の勉強も自分でしない限り、小学生とほとんど変わらないレベルです。
「教えてもらってないもん!」と言い訳をしていいのは小学生ぐらいです。
一度だけの人生、自分の人生のハンドルを握るためにも「最低限の金融リテラシー」を身に着けたいものです。
我が家にも未就学児が2人います。その子たちにも、世間の荒波にもまれる前に教育をしておきたいものです。
ちなみに、義務教育でこれ以上教えることを増やすのは本当に無理です。限界です。
だから、家庭でできる金融教育についてまとめてあった1冊を紹介します。
お金のプロが家で実践していること
その名も、『お金に強い子どもの育て方』です。そのまんまなタイトルです。
この本は、12人のお金に詳しい方が、我が子にどんなことを伝えているかを簡単にまとめた本です。
パラパラと読むだけでしたら30分ぐらいで読了できると思います。
我が家でも真似したいなぁと思ったことだけ列挙します。
その他のことが気になる方は、一度、手に取って読まれてみてはいかがでしょうか。
習いごとの費用も伝える by パックン(タレント・大学非常勤講師)
「子供がやりたいという習い事は全部やらせています。」
とっても、この意見には同意しています。クラスの子供たちにも、自分からやりたくて習い事に行っている子もいれば、お家の方に無理やり連れていかれている子もいます。
どちらが良いかなんて、正直わからないですし、判断する価値観によって大きく変わります。
個人的には、子供がやりたいと思わなければ身につくものも身につかないと考えています。
だからこそ、パックンさんが言ってることに同意しています。
しかし、やりたいことをやりたいだけさせて、子供を甘やかすことは違いますよね。
パックンさんも、甘やかすことは「スポイル」といい、子供を腐らせることになるとも書かれていました。やりたいだけではなく、責任も負わせることが大事です。
だからこそ、習い事の費用もストレートに伝え、これだけお金がかかっていて、それを無駄にすることは嫌いだと伝えることも大切なんですね。
親の考える幸せを押し付けない by 森岡 毅(マーケター)
「君の一番いいところを見る癖をつけなさい。そして、それを懸命に磨きなさい。」
最近、メディアにも引っ張りだこの森岡さんですが、いいこと話されています。
こんな方が小学校の教師したら子供たちもぐいぐい強みを生かしていけそうです。
我が子にも、「お金・お金・お金」でなく、シンプルに幸せになってほしいということが親の願いです。
ならば、自分の価値観を押し付けないことが大事だと感じました。
「いいところ?好きなこと?」それが、わからない子や人がほとんどなんですと思ってしまいそうです。
しかし、最初から突出したところが目立つことなんてほとんどいませんよね。
大事なことは、子供のちょっとだけ良いところを見つけて、本人に気付かせることですね。
それで、本人が好きになったら自分で磨いてゆっくりと突出した強みにしていけるといいです。
親は子供の応援団 教師も子供の応援団
お金の本だと思いきや、まとめていくと教育本として読んでしまっていました。
職業病ですね。お二人以外にもFPの方や、経営者や会計士の方など様々な方が金融教育を中心に自分の子育てを書かれていました。
ブログ向けにまとめていて感じたのは、親も教師も子供たちのために環境を整えること、サポートしていくことが一番子供たちのためになるという点です。
これから激動の時代が続いていくと思います。
そんな環境でも流されるのでなく、流れを乗りこなしていくことのできる人に成長してほしいです。
その為にも、子供に多くのきっかけを提供し、自分の強みを認識できる環境を整えていくことが大事だと感じました。
子育ても、学級経営も、大切なことはいつも同じですね。
今日も一日、充実した日になりますように。
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