去年、学級崩壊していたクラスの担任をしています。ちょうど去年はこれぐらいの時期から荒れてきて、3月まで荒れは改善することなく着地しました。4月から担任をしていく中で、今のところ荒れの兆候はありませんでした。最初の関門である6月は無事に過ごしたのですが…
昨日、気になることがありました。それは、本格的にスタートした運動会練習での一コマです。いつもは非常に意欲的に発表や宿題などもしてくる子が運動会の練習では背筋も曲がり、話を聞く姿勢も相手を見ない感じでした。音楽の授業でも、授業への参加意欲がなく、専科の先生からも「去年の悪かった時の表情を思い出した。」と助言をいただいた次第です。
実は、ここ数日、その他の児童でも朝から目がトロンとした、どこか無気力な児童が出てきているのが気になっていたので、「このままではまずい…」と感じて過去、読み漁った学級崩壊予防に関する本を読み漁りました。
やはり、読み返してみると多くの本は3つのことが書かれています。
どれも、当たり前のことですが、最近の自分の授業を振り返ってみようと思いました。きっと、2学期もスタートして2週間がたちどこかで手を抜いていたのだと思います。気になる児童にも声を荒げていた場面があったことを反省しました。
改めて、落ち着いた言葉で「当たり前のことを当たり前に」頑張っている子供たちを伸ばして、気になる児童にもプラスの声掛けをしていこうと思います。
また、無気力な児童をほったらかしにしていては改善しません。奈良県の土作先生の本にはこのように書かれていました。
・失敗を恐れて消極的なとき
⇒ 成功の反対は「何もしない」です。
・ダラダラした行動が目立つとき
⇒ 腕一本コントロールできないのに、どうやって人生をコントロールするの?
「しっかりやりなさい!」なんて言うだけでは、子供は変わらないですよね。こんな言葉を静かな声で子供たちに全体に届けていこうと思います。
そして、一番は自分の授業チェックです。
ふりかえってみると2学期に入って、教師主体の授業ばかりしていたような気がします。運動会練習で他の科目の授業が減ってしまう中で、どんどん進めるために教師主体の授業ばかりになっていました。上の3点に注意しながらも子供たちの活動が中心となる活動を展開していこうと朝から思いなおしました。
崩壊経験のある私だからこそ、改めて子供たちに寄り添った授業展開を検討していきます。
皆様にとっても、今日が充実した日となりますようにm(_ _)m
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