6年生を担任した時は、いつも感動させていただくのが「6送会」こと「6年生を送る会」です。
しかし、6年生以外の担任としては、滑ることが許されないプレッシャーのかかる行事です。
表向きは、子供たちが1から考えた感じを演出します。
しかし裏では、担任がオリジナルで流行も取り入れつつ出し物を考えているので年度末のしんどい行事となっています。
「6年生を送る会」をネットで調べても、指導法がたくさんありすぎて迷ってしまいます。
私もたくさんのネタを本やブログを見てきましたが、内容は様々です。以下のようなものが多いですね。
- ダンス(流行りに合わせた表現)
- ゲーム(フラフープ渡し、)
- クイズ(ジェスチャークイズ、箱の中身あて)
- 演奏 (卒業に向けた曲の披露)
ただ、学校によっては持ち時間は3分程度と非常に短く、インパクトがある内容を求められるので、どれもしっくりこないなぁと感じている状況です。
しかも、昨今、コロナ対応でビデオ撮影して後ほど、見てもらうという形に今年もなりそうです。
そこで、数年前に知った、台本を基本として子供たちが1からセリフを考えて演出する方法をリメイクして、今年の出し物を考えました。
今回は、台本を基本とした「6送会の出し物」について詳しくまとめていきます。
以下、例年活用している台本を紹介します。( )は児童がしゃべる部分です。
流れをそのまま活用できるエクセルファイルも文末に添付します。
つかみ(30秒)
動画撮影をすることが決まったので、ぼんやり見ているとすぐに終わってしまいます。
まずは、意外性のある「つかみ」を子供たちと考えました。
全員、距離を取りながら配置につく。カメラに入る範囲で準備。
BGM係は、スピーカーの近くで待機。
( )これから○年生の発表を始めます。
(全員)はじめます!
( )6年生のみなさん
( )今まで、ありがとうございました。
(全員)ありがとうございました。
( )気を付け!
(全員)はい!
( )これで、○年生の発表を終わります!
(全員)ずこ~ ( )以外の人は吉本新喜劇のようにこける
最初の30秒で一笑いをとって、雰囲気をほぐします。これで、「つかみはOK!」なはず。
思い出 紙芝居クイズ(2分)
お笑い要素だけですと、印象に残りませんので、ここから思い出を振り返っていきます。
子供たちと思い出を振り返りながら、今年は紙芝居でクイズを出すことにしました。
最初につかみに対するツッコミも台本には入れています。
( )ちょっと待った!
( )今までお世話になったんだから!
( )いなくなったら困るだろ!
( )やっぱりずっと、いてほしい!
(全員)いてほしい!! ※かわいいポーズも考える
( )ずっといてもらはないと…
( )どうしても中学校に行きたいっていうなら…
( )私たちの紙芝居クイズに答えられたら卒業だ!
( )紙芝居のイラストにキーワードが隠れています。
( )最後に聞くので考えながら、見てください。
( )答えられたら、悲しいけれど卒業できます。
( )答えられなければ、私たちと一緒にまた1年すごしましょう!
今年は、卒業式の際に演奏を行うので、その演奏に関連する紙芝居を作ることにしました。
6年生との思い出を振り返りながら、曲のタイトルの頭文字をつなげて紙芝居を作っています。
演奏(20秒)
紙芝居の答え&演奏でサプライズをします。
( )難しいクイズですが、わかりましたか?
( )答えは、せーの。※間を取る。みんなできくポーズをとる。
( )正解です!さすが6年生。全員正解!すごい、すごすぎる!
( )まいりました!
( )お礼に、この曲を卒業式にプレゼントします!
最後にプチ演奏を入れるかどうかを現在計画中です。
ちょっと大盛りすぎるので、演奏はパスするかもしれません。
おわりに
最後に感謝の言葉を送って終わりです。
( )6年生の皆さん。
( )ぼくたち
( )私たちは、
( )皆さんのおかげで、楽しい学校生活を送れました。
(全員)送れました。
( )気を付け
(全員)はい!
( )ありがとうございました。
(全員)ありがとうございました。
( )これで、5年生の発表を終わります。
(全員)終わります。
というような、流れで子供たちと計画しています。
なかなか、子供たちだけですべてを計画することは難しいですが、教師のちょっとひと手間で、自分たちで作った感を得られれば自信につながると信じて今日も支援を続けます。
皆様にとっても、今日も一日、充実した日になりますように。
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