教師10年目となり、「教員免許状更新講習」を星槎大学で受講しました。コロナの影響もあり、すべて在宅で単位取得をすることできるところがメリットだと感じています。実際に昨日、自宅で試験を受けたのでその様子も含めて、教員免許更新についてまとめていきます。
1.免許状更新講習を開催している大学を選ぶ。(4月~8月)
私は、教員組合に加盟しています。よって、組合から補助金が出てさらに、自宅で受講が完了するという点で星槎大学の講座を希望しました。(※私はレポートを書いたりするコースを選んだのですが、1day受講のコースもあるようです…こっちの方が楽だったかも…)
とにかく、様々な大学が免許状更新講習を開いていますので、値段と手間を検討したうえで講習を申し込むと良いと思います。自分で調べてみた感想としては、どこの大学も似た感じの似た費用(私の時は34,000円)でしたので、補助金が出る星槎大学にしました。
2.レポート課題に対応する。(5月~8月)
大学に申し込むと、2週間ぐらいで受講証やレポート課題がまとめられたパンフレットが届きます。私は、後にため込むのが嫌でしたのでゴールデンウィークにすべて終わらせました。
星槎大学の場合は指定された図書を元にレポートを書くのみですが、1つのレポート課題に2時間ぐらい時間がかかりました。(良かったら3つの講義に関してはレポートまとめていますので、こちらを参考にしてください。)
あとは、レポートをメールで送るだけでした、1月ほどしたら合格通知が届きます。個人的には本を読んでレポートをまとめるのがあまり苦とはならないタイプでよかったですが、文章を書くのが苦手な方は1日オンライン受講の方が楽さだけを求めるのであればよいと感じました。
授業もなく、本を読んで、レポートを添削してもらうだけです。人によっては、オンラインの動画配信などをしている大学の方が学びが深いと思われる方もいるかもしれません。個人差はあると思いますので自分の趣味嗜好とある大学を選ぶことをお勧めします。
3.9月30日までに答案を送る。(9月中頃)
そして、最後はマークシート試験の試験を自宅で受講します。気象予報士試験以来のマークシートですが、自宅でこんな試験を受ける日が来るとは思いませんでした。しかしながら、試験といっても試験管に見守られることもなく、自分の空いてる時間に自宅で受けるだけです。
時間も30分程度とされていて、誰かに時間をはかられたり、オンラインでチェックされることもありませんでした。参考書を見ながら解いてもよいようですが、それ以外の道具は禁止されていました。
受講者の良心に、全てゆだねられた試験内容となっています。
解いてみた感触としては、結構簡単でした。試験内容は、間違っているものを選ぶ4択の問題が中心で普段、教師として働いていたらそんなに迷う問題は少ないです。わからなかったらテキストでちょっと調べれば答えも載っていますので、この試験で不合格になる人はほとんどいないと思います。
さて、後は履修証明書が届けばよいのですが、こればかりは試験ですのでダメだったら、免許更新ができずに退職という形になります。
誰が幸せになるかわからない制度です。改めて、自分で体験してみて実感しました。日々、OJTという名のもと、相互的に高め合う教師もいれば、自分の道を歩き成長しない教師もいると思います。しかし、免許更新が必要な人は正直、教師を続けられないと思います。
この免許更新制度がなくなるのは、現場の教師としてはとてもありがたいです。しかし、免許更新制度の代わりの制度がまたできるのではないかと心配しています。基本的には先生を目指す人は基本的にはまじめな人が多いので、採用試験の基準を下げない限り質の保証はできると思います。
免許ありきの教育研修でなく、実践に役立つことに時間を使いたいと改めて感じた朝でした。
個人的には、学校の先生はもっと世間を知る経験をさせてもらった方がよいと思います。大学生から、そのまま教師という人がほとんどだと思います。「教師の常識、世間の非常識」とよく言われてしまいますので、教育以外のことを学べる場所や時間をとれる世の中にしていきたいものです。
それでは免許にとらわれず、今日も、成長していける教師を目指します。
皆様にとっても、今日が充実した日となりますようにm(_ _)m
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