ブラック化する学校、あこがれない教師像…学校を取り巻く環境に関してネガティブな情報が多すぎます。
こんな状態じゃ…どんどん教師を目指す人も減っていきます。
教師の仕事は、子供の成長を一番近くで見ることができるのが「やりがい」である反面、成果はなかなかすぐには出てこないのも現状です。
「教師になりたい」と思える人が少しでも増えれば、現場で働く私たちも楽しく過ごせる可能性が高まりますので、少しずつでも情報発信していければと思います。
そもそもブラックなわけ
学校は過重労働がよく問題になりますが、一因として、教師が真面目過ぎる人が多すぎるという点です。
自分たちでブラックな環境にどんどん追い込んでいると感じます。
道徳の教科化、外国語の授業実施、ICT活用…
確かに、やらないといけないことも日々どんどんこ増えてきます。
しかし、その増えたことに対して、何かを減らすということをする人があまりいません。
私の職場でも、多くの教師が子供たちのためになればと熱心に教育活動を実践されています。
教育活動は上限を決めなければ、どんどんやることは増えていってしまいます。
当然、減らすことをせずに増やし続ければブラック職場の出来上がりとなってしまいます。
捨てマインドのすすめ
異動をきっかけに私は、「17時に帰る。」を徹底するようになりました。
高学年や生徒指導を担当していますが、ほぼ毎日17時に退勤しています。
そんな私が異動する際にこだわったことが「捨てマインド」です。
何をしたかというと、異動の際に、必要ないものはすべて処分しました。
使っていない教具、必要のない業務、不要な人間関係…
以下のようにレベルを上げながら捨て去りました。
【異動をチャンスに捨てたもの】
- 1年間使わなかったもの
- ワークシート
- 大量のペン
- ガチャガチャした教室グッズ
- 膨大に増えている業務
- 学年の打ち合わせ
だんだんハードルが高まりますが、どんどん捨てる練習をしました。
すると、「捨てスキル」は向上します。
その結果、働きすぎが解消し、労働生産性は高まっていくと思います。
時短の効果
「捨てマインド」を実践していくと、教師の心に余裕が生まれます。
ほとんどの教師が頑張りすぎてしまい、視野が狭くなっているのかもしれません。
限界ぎりぎりまで働いた結果、病気になる教師が後を絶ちません。
きっとその姿は一番近くで見ている子供たちにとてつもない影響を与えます。
ぜひ、子供たちの教科書となるように余裕をもって働きたいですね。
お陰様で、異動後数年たちますが、勤務日も休日もストレスなく過ごせています。
「捨てマインド」を充実させて、今日も一日、充実した日になりますように。
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