二学期に向けて 平凡教師としての学級崩壊対策

仕事

毎日、充実の夏休みを過ごしています。

しかし、数年前、学級崩壊をしている学級を担当していた時は…夏休み中も2学期からどうしていこうか…と思い悩み続け、夏休みもとってもしんどかった記憶があります。日本中のどこかの学校で同じ境遇の先生がいるかもしれません。そんな先生方の少しでも手助けとなればと思い、準備についてまとめました。

【2学期に向けての準備】

①3日間の流れの作成(銀の3日間)

①だけです。「これだけ?」と思うかもしれませんが、この3日間で崩れたらもうどうにもなりません。3日間だけまともに情報が入ると思って全力でこの3日間を準備しています。逆に、ここでフワフワしてしまったら、残りの7か月は全職員総動員で頑張って3月の着陸を目指すしかないです。それこそ余計に力も時間も使うことになってしまいます。何とかこの3日間で、教師として子供たちを前からでも、後ろからでもよいので学校のリズムに乗せていくことがとてつもなく大事だと考えています。

それでは、個人的に銀の3日間に何をするかを紹介します。

【銀の3日間で絶対にすること】

①宿題&思い出の回収

②楽しいエンジョイ授業

③「許さん!」のライン引き

①は、子供たちの家庭レベルの差も大きいのでそこまで大々的にはいつもしません。作品展示場所を夏休み中確保して、作品カードを準備しておけばよいと思います。同僚の先生に相談すれば作品カードなども分けてもらえるので自分で準備したことはありません。

また、いきなり授業をスタートさせると子供も夏休みボケの頭をクラッシュしていしまいますので、ワークシートを使いながら思い出クイズ大会もしています。「感動三択クイズ」と黒板に板書して、フォーマットを示してから、全員参加型のクイズをします。時間が余ったら友達との思いでトークタイムにして最初の1時間目を終了しています。クイズの流れは以下の通りです。

【感動三択クイズ】

夏休み中、私が一番、感動したことは次の3つのうちどれでしょう?

①同年代の女の子が金メダルをとっていたこと。

②おばあちゃんの家で蝉取りをして、生まれて初めて自分で蝉を捕まえたこと

③台風が迫る中、ヒマワリが一生懸命に耐えていたこと。

さぁ、何番でしょうか?自分がこれだ!と思う番号の時に手を挙げてください。

①、②、③…正解は、②です。

私は、生まれて初めて蝉を捕まえました。その時に腹弁というものを知って、オスの蝉しか鳴かないことを知りました。

これが、私の夏休みの思い出でです。

というような流れです。いつも、罫線があるノートのコピーを配って、適当に子供たちと夏の思い出を語り合っています。優しい先生はワークシートなんかもつくっている先生もいるかもしれませんが、時間がないといつもごまかして、私はノートのコピーを実物投影機で見せながら楽しています。

②は、楽しいエンジョイ授業です。1学期充実していた教師も、散々だった教師も関係ありません。子供たちは1か月以上授業を体験していませんのでほぼ忘れいてると考えて構いません。ですので、基本的な授業の型を思い出させながら、楽しい体験型授業を投入していきます。ここで決して手を抜いてはいけません。この3日間だけは何が何でもいいので楽しくエンジョイできる授業が必須です。たまにベテランの教師が余裕をぶっこいて炎上していますので決して気を緩めないようにしようと個人的にはいつも準備しています。インターネットに楽しげな授業は星の数ほど紹介されているので、探してみてください。私が大好きな楽し気授業をいくつか貼り付けておきます。

③最後は、わざと「怒鳴る」です。今を時めくカリスマ先生でしたら、大きな声で怒鳴る必要は全くないかもしれませんが、私のような平凡な教師は子供にちょっとはビビられないと話が通らなくなってしまいます。緩み切っている、子供たちの空気を掌握することが平凡教師には大切です。面白いふざけた雰囲気にわざとしてから、調子に乗っている事実に対して全体を締め上げることをします。ここで注意点は個人攻撃は絶対にダメです。あくまで、学級全体をシメることが大切です。ちょっと無理して、残りの7か月が安定飛行するために最初の3日間頑張ってみてください。

皆様にとっても、二学期が充実した日となりますようにm(_ _)m

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