「荒れ対策」銀の3日間ですべきこと

仕事

夏休みも折り返し地点を迎えました。コロナウイルス対策でどこにも行っていませんので家計へのダメージは少ないですが、思い出も少なめですね。東京都の感染状況を見ていると40歳目前も他人事には思えないです。ワクチンの2回目が月末に迫っていますが、できるだけ外出しないようと心がけています。今年は週末に迫った、気象予報士試験の勉強を受験生のごとく取り組んでいたのであっという間に夏休みが過ぎています。試験勉強の気分転換に2学期スタートに向けての準備をまとめてみました。荒れに苦しみビビっている先生の一助なればと思います。

銀の3日間

9月の夏休み明けは学校業界では、「銀の3日間」と言われています。4月の「金の3日間」は大事といわれていますが、個人的にはこの「銀の3日間」は、それ以上に大事だと考えています。これまで、荒れる学級は2学期で学級崩壊が顕在化することが多かったからです。また、1学期の間、鍛えてきたことがしっかりと夏休みの間にリセットされてしまうので、教師が舐めてかかると取り返しのつかない致命傷になることもあります。ひと夏の間に、たくましく成長していると思いきや、繊細な子供は友達関係やコロナウイルスを不安に思っているものです。

 とにかく、いい意味でも悪い意味でもきれいにリセットされていることがほとんどです。1学期うまくいった教師は、改めて同じことを積み重ねていく必要があります。また、うまくいかなかった教師は、必ずや改善して「銀の3日間」に反映させる必要があります。2学期は運動会や音楽会など、教師の負担も増えてきます。そして、「魔の11月」が待っています。毎年、どこかの学校で魔の11月を迎え、教師も子供もへとへとになっている学級が必ずあります。逆に、波風立てずに楽しく成長していく学級もあります。何が違うかというと、私は最初の3日間「銀の3日間」がとても大切だと考えています。最初の3日間で一気に上昇気流に乗せないと、途中で燃料不足で墜落してしまいます。是非とも、自分も含めてこの夏休みの間に次のことを大切にしておこうと考えています。

「銀の3日間」で大切にすること

①「金の3日間」以上に3日間の計画を立てる。

②学習ルールの構築をもう一度行う。

③ほめてほめてほめまくる。

④できないことは全体を指導する。

 とっても基本的なことですが、大事なことだと思います。

 そして、無理をないこと。2学期は、運動会・音楽会など教師の負担も増えると思います。林間学校や修学旅行なども準備がコロコロ変わって大変だと思います。コロナ対応で、どの学年も練習計画が大きく変わり、子供たちへの負担もどんどん増えていきます。やはり、無理をすると教師も子供も疲れて、「魔の11月」にどんどん進んでいきます。

 自分たちがしんどくならない為にも、銀の3日間の計画を自分なりに立ててみました。以下の流れで取り組んでいこうと考えています。基本的には1学期、毎日取り組んでいたことを反復です。

【1日目】(なぜか本校は4時間もあります…)

(1時間目)学活

①夏休みの提出物確認&整理整頓

②2日目の連絡・連絡帳

(2時間目)国語

①漢字の学習

②詩(教科書)

(3時間目)算数

①算数クイズ

②教科書のふりかえり

(4時間目)総合…宿泊学習に向けて…できるかなぁ

①アイスブレイクゲーム

②夏休みの思い出クイズ

「いつもどおり」を徹底することを大切にしています。

夏休みで完全にリセットされてしまっている子供たちがほとんどですので、1学期にできていたことを思い出しながら、頑張っている子供をたくさんほめることにしています。

「2学期初日からよくできている!ナイス」、「よく覚えているね!すごい!」などたくさんほめるチャンスを「いつもどおり」の授業の中にたくさん準備していこうと予定しています。2学期初日で集中力は続きませんので、短いテンポでこれまで、教科ごとに取り組んでいたことでほめるチャンスを作っていこうと考えています。

おっと、息子が起きてきたので、いったんここでストップします。続きは明日…

今日も一日、充実した日になりますように。

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