【全部みせます】5年生・理科・花のつくり

仕事

激動の4月。授業準備もままならない状態で日々が過ぎていきます。

子供もいきなりエンジン全開なんて難しい状態です。

新しい先生を不安に思っている子や人間関係を気にしている子もいると思います。

教師も最初の3日間だけは気合十分ですが、そこからヒートダウンしていくことが多いですね。

そんな中でも、理科の授業は、とにかく準備が大変で嫌われがちです。

新学期だからこそ「持続可能な授業づくり」を計画しました。

今回は、5年生の最初の単元、「花のつくり」(啓林館)について、板書とともにまとめてみました。

授業の流れ

①アブラナの実はどこにできる?(問題づくり ⇒ 予想 ⇒ 計画 ⇒ 見通し)

②アブラナの実はどこにできる?(観察①全体 ⇒ 観察②1つの花)

③アブラナの実はどこにできる?(結果の整理 ⇒ 考察 ⇒ まとめ)

1時間目:アブラナの実はどこにできる?

①(導入)これまでの生活体験をふりかえる。

 「春になって、いろいろな花がみられるようになりましたね。」

 「これまでどんな植物を観察したことがありますか?」

⇒アサガオやヒマワリ、マリーゴールド、ホウセンカを育てたり、観察したりしたことがあるよ。

②(問題づくり)アブラナの実を見せる

 「これは何の植物の実でしょうか?」※実物か写真を掲示する。

T「よく知っていましたね。アブラナの実です。」

T「では、好みはどこにできるのでしょうか?」

⇒「茎っぽいね、茎のなかだよ」「花が変形したんじゃないかなぁ」「花の根本かも…」

(今年度のクラスは茎と花の中と花の根本の3グループに分かれました。)

T「みんなで確かめたいですね。それでは、問題をつくっていきます。」

(クラスで解決する問題を子供たちで考えるように支援していきました。)

問題:アブラナの実はどこにできるだろう?

※最初の授業なのでノートの書き方なども指導する。(2マス空けて、写真のようなイメージ)

T「問題が書けた人は、1行あけて予想を書いていきます。」

T「なぜ、そのように予想したか理由もかけると伝わりやすくなりますね。」

この後、予想を発表し、確かめるための計画を考えました。

・学習園に観察に行く。

・虫眼鏡で細かく観察する。

虫さされなどが心配なので、長袖長ズボンでできるように声掛けは事前にしておきます。

という流れで、1時間目は終了しました。

2時間目:アブラナの観察(全体⇒1つの花)

①問題を確認する

5年生なのでワークシートは用意しませんでした。前回の続きにそのまま観察結果をまとめていきます。

学級の実態に合わせて、教科書についているワークシートを活用してもよいとおもいます。

(全体)と(花1つ)を分けて記録できるようにだけ声がけをしました。

②学習園に観察に行く

外での活動は集中力が散漫になりやすいので10~15分程度の時間で実施しました。

③教室で一つの花を観察する。

一株だけ引き抜いて、続きは教室や理科室でルーペとピンセットを使った観察します。

ピンセットの使い方も最初は演示するとよいと思います。

花びらやがくも根元をはさむように示しました。

観察記録をまとめて2時間目は終了しました。

3時間目:「アブラナの実はどこでできるか」みんなでまとめる。

教科担任制のため、観察から日がたってしまいました…

しかし、子供たちはよく覚えていました。休み時間もアブラナ以外の植物の観察をしていたようで生活の中に理科の学びが浸透している場面も見れてうれしい限りです。

さて、3回目の流れです。

①結果を共有する。(専門的な言葉を教えながら)

「花びら」「がく」「おしべ」「めしべ」を先に指導しました。今回は時間もたっぷりあるのでジェスチャーを交えながら楽しく覚えました。

その後、グループで自分が観察したことを話します。この時に、先ほど教えた言葉を使いながら説明できている児童をほめて全体に広げていきます。

(発表されたこと)

・成長していくと「花びら」「がく」「おしべ」はなくなっていく。

・「実」の先と「めしべ」の先の形が似ている。

・めしべの中に、種みたいなものがたくさんあった。

事実を中心に共有していきます。

②観察結果を考察する。

次に、結果をもとに考察していく。

今回は「どうやって実ができるのか?」をクラスで調べています。

観察した事実をもとに問題の答えを自分で考えます。

③結論を導く。

考察したことをもとに、全体で今回の問題に対する答えを出します。

できるだけわかりやすく、短い言葉で毎回まとめるように指導しています。

今回の問題に対しては、「アブラナの実は、めしべにできる。」という結論となりました。

その後、教科書と自分たちの活動を比べながらまとめました。

この後、気になる点などは自主学習につなげ、学んできた児童を最大限ほめる予定です。

早速、休み時間にチューリップのめしべを調べに行っている児童がいました。

次回は、「種子」について授業をして、この単元のまとめとしようと計画しています。

4時間目:「種子」について学び ⇒ 植える

現在、作成中

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