ライオンのおやつ 誰かの光になる

読書

「生きることは、誰かの光になること」

図書館司書の方にお勧めしていただいた1冊を、夏休みの読書シリーズ第1弾として読了しました。個人的には、生き方を見つめなおすきっかけとなる良書でした。自分が毎日、当たり前にできていることへの感謝はしているつもりでしたが、つもりになっているだけでした。今、家族と毎日、ご飯を食べて、買い物に出かけて、お風呂にはいれること自体がとっても幸せなことなんだと本を読んでいく中で実感できます。

ライオンのおやつ/小川糸著は、ホスピスを舞台にしたお話でした。NHKのドラマなどにも最近なっていたようです。テレビとサヨナラしてドラマはほとんど見なくなりましたが、生き方を見つめなおす素敵なお話なので多くの人に小説やドラマを見てほしいと感じました。本屋大賞も獲得されているようですが、これは支持されると感じました。

自分の人生があとどれだけ続いていくかわかりませんが、何のために生きているのか見失いがちな日本人にとって、登場人物が語りかける生きる意味は胸に刺さります。私自身、毎日、学校の仕事とあまり関係のない勉強(気象予報士試験)に注力していますが、不安になることがたくさんあります。

「そんな行動意味あるんだろうか?」と思ってしまうこともしょっちゅうあります。しかし、今、毎日自分で行動を決めて勉強できること自体が幸せだと思います。夢の実現のために努力できること自体も幸せです。しかし、忘れてはいけないことは家族が自分を支えてくれているということです。自分も家族を支えられる。物語の言葉で言うならば、

「誰かの光となる」

ということはできると思います。それぞれが、誰かのために行動していくことで、生きる意味を見つめなおすことが大切ですね。きっと、学級経営で苦しんでいる先生もいます。しかし、そんな中でも真面目に頑張りたい子供たちもきっといて、その先生の頑張りはその子たちの光になっていると思います。

自分一人で太陽のように光る必要もないです。それぞれの光が、小さなろうそくのような光でも、誰かを照らすことはできると思います。無理なく誰かの光となって、学校全体で子供たちを照らしていけるようにこれからも感謝しながら自分を磨いてまいりましょう。

今日も一日、充実した日になりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました