教師の夏休み

日常

夏休みに入り1週間がたちました。世の中のほとんどの方が、「教師は夏休みがあっていいねぇ」と思っていると思いますが、おっしゃる通りでとっても夏休みはありがたいです。「子供を指導する仕事なのに子供が学校に来ないのですから勤務しなくていいじゃないか!」と思わるのも当然で、手を抜く教師なら1か月程度、丸々休めてしまう仕事です。一度、教員採用試験に合格したら、不祥事を起こさない限り公務員として立場が保証されるので不真面目な先生にとっては天国のような職場だと思います。この誰からも評価されない環境はかなり危険だと感じます。教師の良心にゆだねられた勤務状況、職環境は徐々に変わっていくのか…おそらく変わっていかないと考えています。なぜなら、ほとんどの人が楽をしたいと思っているからです。子供たちには、「成長しよう!」「頑張ろう!」と言っている教師はたくさんいますが、背中で語れる教師はあまりいないのではないかと感じてしまうのが残念な部分でもあります。「自分は頑張るぞ!」と思っていても職場の圧力に負けてしまう教師が多いと感じます。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、私は今日から2学期の準備と気象予報士試験に向けての試験勉強を平行して行っていこうと計画しています。まずは、2学期の準備を一部紹介します。私が考える、絶対にしておいた方がよいことは3つです。(※頑張りすぎるとガソリンが切れてしまうので、よっとずつです。)

【教師 夏休みの計画】

①宿題チェックコーナーの設営

②銀の3日間計画(始業式から3日間)

③郊外学習・外部講師の依頼

①正直、私は宿題なんて無くなってしまえばよいと考えています。しかし、「自分の学年だけ出さない!」なんてことはできませんので、しぶしぶ今年も宿題は出しました。できるだけ子供たちの負担(自分の負担)にならないようにしました。宿題を出すことで、それを確認しないといけません。更には、できていなければ指導もしないといけません。誰も幸せにならない宿題…2学期ドタバタしないように宿題掲示関連を教室に充実させる予定です。

②最初の3日間は学習規律を立て直すのに力を入れないといけません。子どもも最初の3日間は夏休みボケ&久しぶりの緊張感でリズムを整えるのちょうどいい時期です。ここが適当に流れていくと魔の11月に改めて崩壊の危機を迎えてしまいますので何としても力を入れて計画したいところです。具体的な実践は改めて掲載します。

③私は、子供たちに「早く大人になりたい!」と思えるように仕事は楽しいぞという価値観を知るチャンスをたくさん作りたいと考えています。ですので、様々な仕事を知るチャンスを夏休み中に調整しています。気象予報士の方や新聞記者の方など、普段子供たちが会えない人も夏休みから連絡をしておくと2学期にゲストティーチャーとして学校に来てくださります。時間のある夏休みに調整しておくことで、自分が教えないといけない授業は減り、子供たちも新しい価値観を知れるということで一石二鳥です。この活動は、好き嫌いもあると思うのですが、非日常は子供にも教師にも刺激になるのでいつも色々な方に進めています。

とまぁ、長くて短い夏休みですが、子供以上に教師も計画的に行動し素敵な2学期のスタートにしていければと考えています。1週間を振り返ると個人的には80点でした。学校の引っ越しや荷物の整理で汗だくになった3日間。指導案を検討した1日。自宅でお休みをいただき気象予報士の勉強をした1日。勤務した日々は子供はいませんでしたが、あっという間に時間が過ぎていきました。残り26日で子供が学校にきます。(最近、夏季授業日…ができたので…働きすぎだ…)なんとか、力を抜きながらも成長できる日々にしていきます。

今日も一日、充実した日になりますように。

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